2025-10-21

空き家を早期売却したいときは、買取と呼ばれる方法があります。
ただし、買取価格の相場は仲介での売却価格とは異なることに注意が必要です。
そこで今回は空き家の買取価格の相場について、目安の金額や価格に影響する要素などもふまえて解説します。
不動産の相場を自分で調べる方法も解説しますので、山口県や福岡県の全域で空き家の売却をお考えの方はぜひご参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/

空き家の売却と聞いてイメージすることが多いのは、仲介と呼ばれる方法でしょう。
仲介とは、不動産会社を介して買主を探す売却方法です。
そして、空き家を売却する方法は仲介以外にも買取と呼ばれる方法があります。
買取とはどのような売却方法なのか、確認してみましょう。
買取とは、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
大きなメリットは、スピーディーに売却を完了できることです。
仲介の場合は通常でも3か月から半年ほどかかりますが、買取は買主を探す必要がないので、数日から1か月ほどを目安に売却を完了できます。
また、仲介は取引が成立すると不動産会社に仲介手数料を支払いますが、買取はこの費用がかからないこともメリットです。
ただし、買取には注意するべきデメリットがあります。
それは、買取価格が相場よりも安くなることです。
仲介は相場に近い価格で売れる可能性があるため、買取を選択すると基本的に仲介よりも価格が安くなるでしょう。
買取価格の目安は、市場価格の6~8割程度です。
たとえば、市場価格が2,000万円である空き家の場合、買取価格の目安は1,200万円~1,600万円ほどです。
市場価格は築年数に影響されるなど、さまざま要素によって変わるので、目安を調べるときは条件が似ている物件の成約価格などを参考にしましょう。
なお、買取価格がこのくらい安くなってしまうことがわかると、仲介のほうが良いと思うかもしれません。
しかし、仲介でも市場価格で売れるとは限りません。
半年以上買主が見つからずに値下げせざるを得なくなり、時間がかかったうえに安くなってしまうこともあります。
その点、買取はスピーディーに売却を完了できます。
また、買取は仲介手数料がかかりません。
仲介手数料は売却価格を基にして計算され、100万円を超えることもあります。
以上の点から考えると、総合的には買取のほうがメリットを感じられることもあるでしょう。
そのため、売却方法を決めるときは単純に価格だけを比較するのではなく、さまざまな要素をふまえて検討しましょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却するなら訪問査定がおすすめ!注意点や事前準備についても解説
\お気軽にご相談ください!/

先述のとおり、空き家の買取価格の目安は市場価格の6~8割ほどです。
不動産会社が買い取った物件を再販売する際にかかるコストなどが差し引かれるため、このくらいの価格になることが一般的です。
買取価格がいくらになるかを具体的に知りたいときは、市場価格の相場を調べて60%~80%を乗じると目安がわかるでしょう。
ただし、市場価格の相場は不動産のさまざまな要素に影響されることに注意が必要です。
どのような要素に影響されるのか、確認してみましょう。
築年数が古い物件は、劣化が進んでいると考えられます。
そのため、築年数が経っている空き家は基本的に相場が安くなるでしょう。
住宅には耐用年数があり、たとえば木造の一戸建ては22年、鉄筋コンクリート造の住宅は47年です。
この年数を超えても問題なく住めますが、建物としての価値はほぼなくなるので、市場価格の相場は安くなってしまうでしょう。
空き家の状態も、相場に影響する要素の1つです。
劣化が進んでいる空き家は、相場よりも価格が下がってしまうでしょう。
なお、空き家の劣化には管理状態も大きく関係します。
空き家は定期的に管理をしないと、急速に老朽化して劣化が進みます。
反対に、しっかりと管理されていて築年数のわりに状態が良いと、価格への影響をそれほど受けない可能性があるでしょう。
空き家の立地は需要の高さにつながるので、相場にも大きく影響します。
空き家の状態が同じくらいの場合は、立地の良いほうが高く売れる可能性があるでしょう。
立地の良さには、交通や周辺環境の利便性などが挙げられます。
交通の利便性は、「最寄り駅から近い」「最寄り駅が急行の停車駅である」「都心まで乗り換えなしでアクセスできる」などの条件を満たしていると高まります。
周辺環境では、買い物施設や病院などの生活に必要な施設が近くにあるかどうかがポイントです。
立地が不便な空き家は相場が低くなるので、買取価格も安くなってしまうでしょう。
▼この記事も読まれています
契約不適合責任とは?瑕疵担保責任との違いや不動産売却時のポイントを解説
\お気軽にご相談ください!/

空き家の買取価格は先述したさまざまな要素によって変わるので、いくらになるかは個々の物件によって異なります。
したがって、自分で算出することは難しいので、実際の金額を知りたいときは不動産会社に査定をご依頼ください。
ただし、何も情報がないと提示された査定額が適正かどうかを判断できません。
そこでおすすめなのが、事前に周辺の相場を調べておくことです。
周辺の相場を知っていると、そこからどのような要素が加味されて査定額が算出されたのかがわかり、金額の妥当性を判断できるでしょう。
周辺の相場を調べる方法はおもに2つあるので、それぞれ確認しておきましょう。
レインズマーケットインフォメーション(REINS Market Information)は、不動産の成約価格を調べることができるサービスです。
成約価格とは、不動産が実際に取引された価格のことです。
売りたい空き家と条件が似ている物件が実際に取引された価格がわかると、どのくらいの金額で売れるか見当をつけることができます。
レインズマーケットインフォメーションを利用する際の手順は、以下のとおりです。
この手順で検索した類似物件の成約価格の6~8割ほどが、売りたい空き家の買取価格の目安になります。
不動産ポータルサイトは、さまざまな物件情報を集約してインターネット上で公開しているウェブサイトです。
現在売り出されている数多くの物件の売り出し価格を確認できるので、相場を知りたいときはこちらも参考になるでしょう。
地域や面積、間取りなどの条件で絞り込み検索をすると、レインズマーケットインフォメーションのように類似物件を探すことができます。
載っているのは実際に取引された成約価格ではありませんが、売り出し価格は基本的に相場を参考に設定されるので、売却できそうな金額の目安になるでしょう。
不動産ポータルサイトはさまざまな種類があるので情報量が多く、売りたい空き家により条件が近い物件を見つけられる可能性があります。
▼この記事も読まれています
売却のための家の解体費用に補助金は適用される?適用条件と注意点も解説
買取とは、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
買取価格の目安は市場価格の6~8割ほどになりますが、買主を探す必要がないのでスピーディーに売却を完了できるでしょう。
買取価格の目安を知りたいときは、レインズマーケットインフォメーションや不動産ポータルサイトで類似物件の価格を調べてみましょう。
山口県の不動産売却・買取再販は株式会社リプラスにお任せください。
不動産売却をご検討の方に向けて、リフォーム・リノベーションまで一気通貫の買取再販をご提案しております。
所有している不動産でお悩みごとがございましたら、ぜひ株式会社リプラスまでお問い合わせください。

株式会社リプラス
宇部市を中心として山口県(宇部市、山陽小野田市、下関市、山口市、防府市)、福岡県の一部を対象に、買取を主とした売買を専門にする不動産会社です。
相続や住み替え、不要不動産の処分など、さまざまな理由で不動産の査定のご依頼・ご相談を多くいただいております。
■強み
・自社買取のため高く早く現金化
・建物内が片付いていなくてもそのまま買取可能
・遠方で現地に行けない場合でも出張査定
■事業
・不動産売却(仲介 / 買取)