2024-11-19
不動産を売却する際、適正な売却価格を把握するためには、不動産会社への査定依頼が必要です。
本記事では、訪問査定とはなにか、訪問査定がおすすめの理由や注意点、訪問査定を受ける前の準備について解説します。
山口県福岡県全域で不動産の売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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不動産売却における査定とは、不動産の推定売却価格を不動産会社が評価することを指します。
売主は、査定で提示された価格を基に売り出し価格を決定します。
不動産会社がおこなう査定は訪問査定と机上査定の2種類です。
訪問査定とは、担当者が実際に土地や建物を調査し、詳細に基づいて査定額を算出する方法です。
訪問査定は「実査定」とも称されます。
訪問時には、物件の状態だけでなく、周囲の環境も確認し、売主からの情報も直接聞き取ります。
不動産の査定では、日当たりや風通し、地域の環境など、売主にしか分からない情報が重要です。
多くの方が「査定で費用が発生するのでは」と心配されますが、実際には査定料は無料です。
不動産会社は、物件が売れて初めて仲介手数料を得るため、無料査定を通じて媒介契約の機会を増やし、多くのお客様との出会いを目指しています。
机上査定とは、登記簿謄本や公図などから得られる情報だけを使って査定額を算出する方法です。
現地に赴く必要がないため、短時間で査定を完了させることができ「簡易査定」とも呼ばれます。
手軽に査定依頼ができるのが大きな魅力ですが、物件の実際の状況を直接確認しないため、査定の精度は訪問査定に比べて低くなりがちです。
机上査定では、現地の状況や詳細が査定額に反映されないため、不動産の実際の価値を把握するには限界があります。
不動産の売却を考えていて、できるだけ正確な査定額を求める場合は、訪問査定がおすすめです。
訪問査定では、物件自体だけでなく、その周辺環境も詳しく調査されるため、より正確な価値判断が可能です。
訪問査定では、主に次の点が重点的にチェックされます。
住宅は築年数が長くなるほど価格が下がります。
法定耐用年数を超えると、建物の価値は事実上ゼロとみなされます。
たとえば、木造建築の耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造は47年です。
時間が経過すると物件の価値が下がるため、できるだけ早めに売り出すことで高値での売却が期待できます。
間取りの使い勝手が良いかどうかも価値を左右します。
とくにファミリー向けの物件の場合、キッチンとリビングの広さや部屋数がチェックポイントです。
公共交通機関へのアクセスや主要道路への近さなど、物件へのアクセスの利便性も査定に影響します。
近隣の施設、自然環境、騒音の有無など、生活の質に関わる周辺環境も評価の対象です。
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不動産を売却する予定がある場合、机上査定よりも訪問査定を受けることをおすすめします。
訪問査定をおすすめする理由と訪問査定を依頼する際の注意点は、以下のとおりです。
訪問査定の大きな利点は、不動産の状態を直接確認して査定額を算出するため、より精度の高い査定が可能になることです。
机上査定では得られるのはあくまでおおよその価値ですが、訪問査定では物件の細かい点までチェックします。
たとえば、築年数が同じでも、定期的なメンテナンスをおこなっている家は状態が良好なため査定額が上がります。
反対に、メンテナンスを怠っている家は価値が下がる可能性が高いです。
訪問査定では、物件のプラス面やマイナス面を実際に詳しく見て査定するため、より正確な査定額を知ることができます。
不動産の正確な価値を把握しなければ、適切な売り出し価格を設定することができません。
また、訪問査定では土地の境界線の確認など、現地でしかおこなえない重要なチェックもあります。
そのため、不動産を売却する際には、訪問査定を受けることが最終的に必要となります。
売却手続きをスムーズに進めるためにも、訪問査定を早期におこなうことがおすすめです。
これにより、売却期間を短縮し、効率的に取引を進めることが可能になります。
訪問査定を受ける際には、以下の重要な注意点があります。
査定額とその根拠の確認
不動産会社によって査定の基準が異なるため、同じ物件でも査定額に差が出ることがあります。
査定を受けた後は「なぜこの価格なのか」と、その根拠を必ず確認しましょう。
相場よりも高い査定額に注意
相場よりも極端に高い査定額を提示する会社は注意が必要です。
後に価格を下げる提案をされる可能性があるためです。
相場よりも低い査定額も要検討
反対に相場よりも査定額が安すぎる場合も注意しましょう。
不動産の相場は、レインズマーケットインフォメーションや国土交通省が公開している不動産情報ライブラリなどで確認することができます。
不動産会社の査定額が適正かどうかを判断するためにも、事前にご自身で物件の市場価格を調べておくと良いでしょう。
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訪問査定を受けるにあたり、事前準備はとても重要です。
準備をしっかりおこなうと、より正確な査定結果を得ることが可能です。
訪問査定を受ける際には、必要な書類を揃えておく必要があります。
主な書類には、印鑑証明書、身分証明書、物件の権利証(登記識別情報)、登記簿謄本などがあります。
マンションの場合、管理費や修繕積立金の明細、管理規約なども必要です。
必要な書類は不動産会社によって異なるため、査定を依頼する前に事前に確認し、準備しておくことが大切です。
また、印鑑証明書や住民票などの公的書類は、役所で取得できますが、自治体によってはコンビニエンスストアでも取得することができます。
忙しい方は、書類の取得方法も事前に調べておくとスムーズです。
訪問査定の日にすべての書類を準備しておきましょう。
訪問査定を受ける際には、室内の整理整頓も重要です。
室内を清潔に保つことは、査定担当者に良い印象を与えます。
室内が汚れていると査定額が直接下がるわけではありませんが、清潔で整理された空間はより魅力的に映ります。
さらに、不動産の売却過程でおこなわれる内覧に向けても、室内はきれいに掃除することが必要です。
査定前に部屋をきれいにすると、内覧の準備にも余裕が生まれ、スムーズに売却活動を進めることができます。
訪問査定を受けるにあたって、物件のアピールポイントを事前に整理しておくことも重要です。
物件の特長や魅力を査定担当者に伝えることは、査定評価はもちろん、売却活動にも有利に働きます。
売主自身が実際に経験した住み心地の良さや便利さは、査定担当者にとっても重要な情報です。
たとえば「部屋の風通しが良く、洗濯物がすぐに乾く」や「近くのスーパーマーケットが価格が安くてお得感がある」といった点は、ポジティブなアピールポイントになります。
また、一見するとマイナスと思われがちな要素も、ポジティブに捉え直すことができます。
たとえば、「駅から少し離れているけれど、その分周辺は静かで住みやすい」など、物件の特性を前向きに伝えると良いでしょう。
不動産売却における訪問査定とは、担当者が実際に現地を訪れ、物件の状態や周辺環境などから価格を算出する査定方法です。
訪問査定の注意点は、査定額の根拠の確認や相場価格との乖離などが挙げられます。
訪問査定を受ける際は、事前に必要書類や室内の掃除、アピールポイントをまとめるなどの準備をおこないましょう。
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