2025-05-13
不動産を売却する時は、いつまでも売れないのではないかと心配になるかもしれません。
そのような際に検討したい方法の1つに、買取保証が挙げられます。
そこで、買取保証とはなにか、メリットや利用する際の条件、注意点などをふまえて解説します。
山口県や福岡県全域で不動産売却を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。
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目次
不動産の売却を考えた時は、不動産会社に依頼して買主を探す方法を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。
これは、仲介と呼ばれる売却方法です。
そして、不動産を売却する方法には、買取と呼ばれる方法もあります。
買取とは、不動産会社が直接買主となって物件を買い取る方法です。
不動産売却の基本的な方法はこの2つですが、これらを合わせた「買取保証」と呼ばれる方法もあります。
買取保証とはどのような方法なのか、確認してみましょう。
買取は、内容によって「即時買取」と「買取保証」の2つに分かれます。
即時買取は、すぐに買取が実行され、最短1週間ほどで売却が完了します。
そして、買取保証とは、売り出した物件が一定期間を過ぎても売れなかった時に、買取が実行される方法です。
一定期間は仲介と同じく売却活動をして買主を探し、期限が到来しても買主が見つからなかった場合に買取が実行されます。
そのため、即時買取よりも高く売れる可能性があり、仲介のように長い期間売れない心配がありません。
仲介と即時買取、買取保証のどれが適しているかは、それぞれの特徴とご自身の希望がマッチするかどうかを考えると判断しやすいでしょう。
仲介は相場に近い金額で売れる可能性がある一方で、買主が見つからないとなかなか売却できません。
即時買取はスピーディーに売却できますが、買取価格は相場よりも低くなります。
そのため、基本的にはできるだけ高く売りたい方は仲介、早く売りたい方は即時買取が適していると言えます。
なかには、「できるだけ高く売りたいけど、いつまでも売れないのは困る」「それほど急いでいないけれど、期限日までには売却を終えたい」といった方もいるでしょう。
そのような方には、買取保証が向いています。
たとえば、転勤日までに売却を終えたい方や離婚するため財産分与の期限までに売りたい方には、買取保証がおすすめです。
住み替え先が決まっていて引っ越しまでに売りたい場合や相続した不動産を一定期間内に遺産分割したい場合なども、買取保証が適していると考えられます。
どの方法にもメリットとデメリットがあるので、ご自身が優先したい条件を達成できそうな方法を選択しましょう。
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仲介は相場に近い金額で売れる可能性があること、即時買取はスピーディーに売却できることが大きなメリットです。
そして、即時買取はこれら2つの良い部分を併せ持つ方法であり、多くのメリットがあります。
おもなメリットを5つ、確認してみましょう。
買取保証は、仲介による売却をおこなう期間が決まっています。
期間は3か月であることが多く、期限になると買取が実行されます。
そのため、不動産がいつまでも売れずに困ってしまう心配がありません。
仲介では、値下げ交渉などによって、売却価格が想定よりも安くなってしまうことがあります。
一方、買取保証は、買取が実行された場合の価格が契約時に決まります。
仲介で売れなかった場合は、その価格で買取がおこなわれるので、それよりも安くなってしまう心配がないでしょう。
仲介の場合は、売却するための対策が必要になることがあります。
たとえば、なかなか売れない場合は、内覧時の印象を良くする方法を考えたり、修繕やリフォームをおこなったりなど、さまざまな対策を講じなくてはなりません。
その点、買取保証は期限になると買取が実行されるので、無理に対策を講じる必要がありません。
仲介手数料とは、売買契約が成立した際に、仲介を依頼した不動産会社へ支払う報酬です。
買取保証でも、仲介で売却した場合は仲介手数料が発生します。
ただし、仲介による売却をおこなう期間中に買主が見つからず、買取が実行された場合は仲介手数料が発生しません。
契約不適合責任とは、売却した不動産の品質などが契約内容と異なる場合に、売主が負う責任のことです。
売却後に雨漏りやシロアリ被害などが見つかると、売主は責任を負い、修繕や代金減額などに応じなくてはなりません。
買取の場合は買主が不動産会社であるため、契約不適合責任が免責になります。
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買取保証を利用するためには、条件を満たす必要があります。
また、利用する際は注意点を押さえることも大切なので、それぞれ確認しておきましょう。
買取保証を利用するための条件は、おもに2つあります。
1つ目は、専属専任媒介契約を締結することです。
専属専任媒介契約とは、仲介を依頼する不動産会社と結ぶ媒介契約のうちの1つです。
媒介契約には、一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
一般媒介契約は、複数社と契約できますが、レインズへの登録や販売状況の報告が義務化されていません。
専任媒介契約は、1社としか契約できませんが、個人で買主を探すことは可能です。
そして、不動産会社にはレインズへの登録や販売状況の報告をおこなうことが義務付けられています。
専属専任媒介契約は、1社としか契約できず、個人で買主を探すこともできません。
ただし、専任媒介契約よりもレインズへの登録期限が早く、販売状況の報告頻度も高くなります。
仲介では売主が媒介契約を選べますが、買取保証では条件である専属専任媒介契約を選びましょう。
2つ目の条件は、需要の見込める不動産であることです。
不動産会社は、買い取った物件を再販売するため、需要の見込めない物件は利用できない可能性があります。
たとえば、旧耐震基準の物件や人口が少ないエリアの物件などは、利用できないかもしれないので注意しましょう。
買取保証を利用する際にとくに注意が必要なのは、不動産会社の変更ができないことです。
買取保証を利用する際は、1社としか契約できない専属専任媒介契約を締結する必要があります。
そのため、契約を締結する不動産会社は、慎重に選ぶことが大切です。
買取価格や利用できる物件の条件などは、不動産会社によって異なるので、ご自身の希望と合う会社を選びましょう。
また、ご自身が信頼できる会社を選ぶことも大切なポイントです。
買取価格の説明や質問への対応などをチェックして、安心して任せられそうな会社を選びましょう。
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買取保証は、仲介と買取を合わせた売却方法です。
仲介で売れなかった場合に買取が実行されるので、即時買取よりも高く売れる可能性があり、仲介のように長い期間売れない心配がありません。
専属専任媒介契約を締結することが条件であるため、利用する際は不動産会社を変更できない点に注意しましょう。
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