不動産売却の際に生じやすい悩みとは？よくある悩みと解決方法を解説！

不動産売却は不慣れなことが多く、わからないことがたくさんあるかもしれません。
そのため、さまざまな悩みが生じて、不安になってしまうことがあるでしょう。
そこで今回は、山口県や福岡県全域で不動産売却をご検討中の方に向けて、生じやすい悩みとその解決方法を解説します。
よくある悩みとお金関係の悩み、売れない悩みについて解説しますので、ぜひご参考にしてください。

不動産売却時に生じやすい悩み①よくある悩みと解決方法

不動産売却を考えたときに多い悩みには、売却の進め方や不動産会社の選び方、費用に関することなどがあります。
そこで、これらの悩みと解決方法をそれぞれ確認しておきましょう。

よくある悩み1：不動産売却の進め方について

不動産を売りたいと思っても、なにから始めたら良いのかわからないかもしれません。
その際は、不動産売却の流れを確認しましょう。
不動産を売却するときは、まず不動産会社に物件の査定を依頼します。
次に仲介を依頼する不動産会社と媒介契約を結び、売却活動を開始して買主を探します。
買主が見つかったら売買契約を結び、決済と引き渡しを終えたら不動産売却は完了です。

よくある悩み2：不動産会社の選び方について

不動産売却の流れを確認すると、査定や媒介契約を結ぶ不動産会社を選ぶ必要のあることがわかります。
その際によくある悩みは、どのような基準で不動産会社を選んだら良いのかです。
不動産会社を選ぶ際に大切なポイントは、ご自身が信頼できる会社かどうかを見極めることです。
信頼できる不動産会社と緊密な連携を図ると、不動産売却がスムーズに進む可能性が高まります。
担当者の対応や説明の内容などに着目して、ご自身が安心して任せられる会社かどうかを判断しましょう。

よくある悩み3：不動産売却にかかる費用について

不動産売却時には、さまざまな費用が発生するので、種類や金額の目安を知らないと不安を感じるかもしれません。
そこで、不動産売却時に発生するおもな費用を確認しておきましょう。
不動産売却の際に発生するおもな費用は、仲介手数料と印紙税などの税金です。
仲介手数料は、不動産会社を介して物件の売却を達成したときに発生する費用です。
法律によって上限金額が定められており、計算方法は不動産の売却価格によって変わります。
たとえば、売却価格が400万円を超える場合の計算方法は、「売却価格×3％＋6万円＋消費税」です。
印紙税は売買契約書を作成する際に納める税金で、税額は不動産の売却価格によって数百円から数万円ほどです。
ほかにも、売却する不動産に抵当権が設定されている場合は、抵当権抹消登記をする際に不動産1つにつき1,000円の登録免許税がかかります。
そして、不動産売却によって利益が生じた場合は、その金額に税率を乗じて算出される譲渡所得税を納めなくてはなりません。
譲渡所得税は不動産売却後に確定申告をして納めるので、忘れないように注意しましょう。

不動産売却時に生じやすい悩み②お金の悩みと解決方法

不動産売却の際は、費用に関すること以外にもお金の悩みが生じるものです。
そこで、よくあるお金の悩みを3つピックアップして、解決方法とともに解説します。

お金の悩み1：住宅ローンを完済できるか

住宅ローンが残っている場合は、売却金や手持ちの資金で完済できないと、基本的に売却ができません。
そのため、そもそも不動産売却ができるのかどうか、悩むことがあるでしょう。
その際は、不動産の査定額と住宅ローンの残債を比べてみましょう。
査定額が残債を上回っている場合は、売却金で完済できる可能性が高いと考えられます。
なお、住宅ローンを契約している金融機関には、事前に売却を考えている旨を相談しておきましょう。

お金の悩み2：いくらで売れるか

不動産を売却する際は、どのくらいの金額で売れるのか、悩むことがあります。
そのときは、不動産会社に査定を依頼しましょう。
査定によって算出される査定額は、不動産を売却できそうな金額なので、売却価格の目安になります。
ただし、査定額はあくまでも目安であり、必ずその金額で売却できるわけではない点に注意しましょう。

お金の悩み3：いつ現金を得られるのか

不動産売却の際は、物件が売れてお金を得られるのはいつになるかも、気になるポイントの1つでしょう。
とくに、現金化を急ぐ事情がある場合は、深刻に悩んでしまうかもしれません。
一般的に、不動産会社を介して買主を探す「仲介」は、売却できるまでに3か月から半年ほどかかると言われています。
そこで、時間の余裕がない場合は、不動産会社が物件を直接買い取る「買取」も検討してみましょう。
買取は買主を探す必要がないので、スピーディーに売却を完了できます。
ただし、買取価格は相場より下がる可能性があるので、金額とスピードのどちらを重視するかをしっかりと考えてから売却方法を選択しましょう。
なお不動産売却の際は、ほかにも「価格交渉をされたらどうしよう」「代金の未払いが心配」など、さまざまなお金の悩みが生じるかもしれません。
不動産会社に相談すると解決できることがあるので、悩みがあるときは抱え込まずに話してみましょう。

不動産売却時に生じやすい悩み③売れない悩みと解決方法

売り出した不動産がなかなか売れないことも、不動産売却でよくある悩みの1つです。
不動産がなかなか売れない原因として多いのは、物件の築年数が経っているケースと、価格に問題があるケースです。
そこで、これら2つのケースの解決方法を、それぞれ確認しておきましょう。

不動産が売れない悩みの解決方法1：築年数が経っているケース

築年数が経っている物件は、不動産売却に時間がかかることがあります。
この場合は、建物と土地のどちらの需要が見込めるかについて考えてみましょう。
建物の需要がありそうな場合は、建物には値段を付けずに「古家付き土地」として売り出すと、買い手が見つかることがあるでしょう。
土地の需要のほうが高そうな場合は、建物を解体して更地にすると、買い手が見つかりやすくなる可能性があります。
ただし、解体には100万円以上の費用がかかることがあるので、慎重な判断が必要です。
さらに、更地にすると建物がある土地に適用される固定資産税の軽減措置がなくなり、税額が上がる可能性がある点にも注意しましょう。

不動産が売れない悩みの解決方法2：価格に問題があるケース

築年数が経っているわけではないのに、不動産が売れないこともあるでしょう。
その場合は、売り出し価格に問題があると考えられます。
スムーズな不動産売却のためには、適切な価格設定が大切です。
設定した価格が相場とかけ離れていると、買い手はなかなか見つかりません。
ですから、売り出し価格に問題がありそうだと感じたときは、価格の見直しをおこないましょう。
その際は、物件が実際に取引された価格である成約価格が参考になります。
土地と建物、もしくはマンションの成約価格はレインズ・マーケット・インフォメーション、土地の成約価格は土地総合情報システムを使って調べましょう。
なお、売り出してから時間が経過した不動産は、売れ残りのイメージを持たれてしまい、さらに売れなくなる悪循環に陥る可能性があります。
そのため、適正価格を設定しているはずなのに売れないときは、値下げを検討したほうが良いかもしれません。
小さな値下げを繰り返しても効果が薄いことが多いので、思い切ってある程度の金額を下げるようにしましょう。

まとめ

不動産売却の際は、さまざまな悩みが生じるでしょう。
それらのなかには、不動産売却に関する理解を深めることによって、解消する悩みもあります。
ご自身で解消できそうもない悩みが生じた場合は、不動産会社へお気軽にご相談ください。